アキレス腱縫合手術痕

上海でアキレス腱断裂の術後のリハビリについて思うこと

アキレス腱縫合手術痕

2014年に書いたアキレス腱断裂術後のリハビリについて書いた記事を、自分の経験も踏まえて、もう少し掘り下げて書いてみようと思います。

前回の記事はこちらでした。

今回は皆さまからご相談を頂くことが一番多い

上海でアキレス腱を切った場合、手術を日本でした方が良いか、上海でした方が良いか…

という質問についてです。

先ず、上海にあるどこかの総合病院にてそのまま手術となるケースが多いです。

いや、私は手術なら絶対に日本に帰る!と、その当日は皆様も思うかもしれません。

私も実際にそういうご相談を受けます。

しかし、私も上海の総合病院の整形外科医とやり取りを毎週しています。
アキレス腱のオペ以外にも、多くの患者様の術後のリハビリを行ってきています。

その経験を踏まえて申しますと、

アキレス腱断裂クラスの手術であれば、上海での手術も、そんなに心配することはない、と考えています。

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アキレス腱は外から見ても分かるくらい太い腱です。

内臓などの手術で帰れる余裕があるならば、日本へと私も考えます。

また、チタンを入れないといけないとか、人工関節を、、とかなら別ですが、アキレス腱の手術ではそのようなことはないです。

ですので、アキレス腱の手術なら上海で十分対応できると考えます。

それよりも切れた状態のまま、あの広い上海の空港を移動することを考えたら、ちょっとぞっとしますね。

上海で考えるべきは術後のリハビリ、再断裂に注意!

術後2ヶ月以内に再断裂が起こる可能性

手術療法で2%~5%程度、
経皮縫合で7~10%程度、
保存療法で10~20%程度

あると書かれています。

完全につながる前に強い衝撃が加わると再断裂を引き起こす可能性があります。

その辺りはリハビリをしている人間には、加減というものが分かるのですが、中国ではリハビリという概念が途上であるので、手術をしたら終わり、

というケースも地方の病院ではあるようです。

ギブス固定か、装具固定かについても、その病院の医師の選択にばらつきがあります。

現地でオペをした場合の問題点

やはり私が毎年、術後の患者様と接していて一番難しいなと思うのは、手術をした医師、(病院)ではないので、

勝手にギブスを外す訳にもいかないので、経過をしっかり確認したり、前の病院からのデータを見せてもらったり

問診、視診、触診以外の目に見えるデータ可能な限り提供してもらうようにしています。

ここは日本ではないので、日本にいる時より我々もリスク管理を徹底しています。

といっても、

我々も日本のガイダンスにのっとって、その時期に応じた治療、リハビリを行っていますので、

どのようなタイミングでご相談くださっても対応できますし、大丈夫です。

 

一般的なアキレス腱断裂のリハビリスケジュール

  • 術後は可動域を制限・固定するためのギブスや装具を使用
  • 術後2ヶ月くらいを目安に除去
  • 縫合部分は固くなるため、柔軟性を獲得するために温熱療法やストレッチを行う
  • 装具が外れ、柔軟性も向上していくと筋力強化、トレーニングを行う

約6か月でスポーツ復帰が可能なレベルになることをゴールとします。
※術部の状態や回復状況により各段階に移る時期は変わります。

既にオペ済みで他でリハビリをしていたとしても、途中で治療内容に疑問や治りが良くない場合などにはいつでもご相談ください。


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著者情報

水流 悠理 (つる ゆうり)

水流 悠理 (つる ゆうり)

上海在住5年目の理学療法士。術後の入院リハビリは華山・華東医院と提携し、外来リハビリは永恵華クリニックで行っている。スポーツ障害や肩、腰、膝など の整形外科疾患を得意とする。スポーツ整形への知識・研究が深い。

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