上海で腰痛を治療しよう!①

【上海 整形外科ブログ】

上海で腰痛を治療しよう! ①

なぜ腰は痛むのか?先ずはその理由を知る所から書いていこうと思います。

「腰痛の根本的な原因は骨格の基本設計そのものにある」とあり、人間が四足動物から進化をし4本で分散させていた体重を2本の足で支え始めたことが大きいと考えられています。いわゆる2本足動物となった人間の宿命?といえるかもしれませんね。

 

背骨には、頚椎7個・胸椎12個・腰椎5個が連結しており、本来綺麗なS字を描きます。頚椎は前に凸。、胸椎は後ろに凸、腰椎は前に凸、仙骨は後ろに凸となり、Sの字を描く生理的なわん曲があります。

 

背骨と背骨の間にある椎間板、背骨のやや後方にある椎間関節、背骨につく靱帯・筋肉、そして脊髄から四方八方に伸びる神経、これら大多数の震源地をもつ、いわゆる腰痛ユニットといっても良いかも。

 

腰痛ユニットでも特に注目したいのは椎間板。椎間板は体重の重みや運動の衝撃を和らげ、同時に骨と骨とがしなやかな動きができるような柔軟性も持ち合わせています。

 

Portrait of business woman with back pain in office

 

では、腰骨と椎間板に体重のどれ位の負荷がかかるのでしょうか?

 

あなたが60kgなら、約半分の30kgが腰椎に負荷がかかる。そのうち骨と椎間板は約20kg弱を背負うことになります。

 

また、胸椎は肋骨で補強されているのに対し、腰を支えてくれるのは・・・筋肉しかないですね。これも先に述べたように、人間が2足歩行を始めたゆえのものでしょう。

 

・体重や外からの力にも耐えないといけない椎間板と椎間関節に注意!

・四足動物の構造で2足歩行を始めたのがそもそもの・・・

 

仕事量も多いうえに、椎間板の機能が低下すると、体重の重みや着地衝撃などのストレスが腰痛ユニット全体に広がります。椎間板の働きをカバーするために骨、靱帯、関節、筋肉の負荷が増えてそれが神経を刺激して腰痛が発生していきます。

 

このやって色々書いていると、腰痛とはお手上げのように感じてしまいますが、腰痛を解決するヒントがあります。それは筋肉にあります。

 

腰痛も2回に分けて書いてみようと思ってます。また続きは次回に。

 

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著者情報

水流 理 (つる おさむ)

水流 理 (つる おさむ)

上海在住5年目の理学療法士。術後の入院リハビリは華山・華東医院と提携し、外来リハビリは永恵華クリニックで行っている。スポーツ障害や肩、腰、膝など の整形外科疾患を得意とする。スポーツ整形への知識・研究が深い。

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