【上海 整形外科 コラム】
オスグット病は成長期のお子さんに多く発症します。運動時に膝の下部に強い痛みを発症し、腫れ、熱感、圧痛などの症状がみれれます。両側同時に症状を発症することもありますが、大半は片方の膝下に発症します。
しかし、成長期を過ぎると骨の成長も止まり、骨端線は徐々に閉じていきますのでオスグット病は発症することがなくなっていきます。また、初期症状では運動以外は痛みを生じる事が少なく、発見が遅れるケースが多いのもオスグットの
特徴のひとつです。患者さんの中には、膝の痛みを我慢しながら運動を続けていたために、レントゲンでみるとすでに骨の一部が剥離している方も多くいます。膝の痛みがでたら、早期の受診をお勧めします。
オスグット病の基本的な治療法は①消炎鎮痛治療、②オスグット専用サポーターを使用して患部にかかる負担をコントロールする ③運動中止、運動量の抑制 があります。しかしこれだけでは基本的な治療にはなりません。
オスグット病は、大腿四頭筋という太ももの前の筋肉が、成長しきっていない膝の前面の骨を引っ張り、骨をはがしてしまうために起こるものです。大腿四頭筋が骨に対して牽引力を働かせないようにすることが本当の意味での治療であり
予防の鍵であると考えられています。そのため、膝関節可動域、大腿四頭筋、ハムストリングス等の柔軟性の獲得を目的としたストレッチも治療に取り入れる必要があります。成長期のお子様が膝の痛みを訴える場合、なるべく早い段階で受診をしてください。

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