最新の腰ヘルニアの手術の方法
上海でも腰のヘルニアが酷く手術を勧められるケースも稀にあります。
中国で手術というと、かなり心配になりますね。私のように中国の医療現場を見ていても
患者様が手術の適応範囲と判断されると、やはり気は滅入るものです。
上海でアキレス腱断裂位の手術であれば、術後のリハビリで何人も見てきましたが、
まあ問題ないレベルで、それくらいの手術であれば上海でもあまり心配することはないと思います。
しかし、腰の手術となると、どうでしょうか?
ちょっと、日本に帰って日本の病院でセカンドオピニオンをしてからでもいいのじゃないか、
と感じてしまいます。(急を要する場合は別として)
今回は日本での腰のヘルニア手術について考えてみようと思います。
腰ヘルニアでは症状により、手術が必要になってくるケースがあります。
腰椎椎間板ヘルニアでも保存治療で治す方もいらっしゃいますが、
改善しきれない場合は手術に踏み込むこととなります。
最新の腰ヘルニアの手術の方法を含め、幾つか手術方法を考えていきます。
まず、レーザー治療というものがあり治療にかかる時間もわずか30分以内程度の日帰り手術があります。
PLDDとも呼ばれるもので、保存療法と切開術の中間に位置している治療法と言えます。
保険が適用されないので、費用は高くなります。
次に安全性の高い手術で、保険が適用され1時間程度で終わる手術で、PN法というのがあります。
4ミリ程の管を背中に刺しこみ、飛び出た髄核を取り出します。局所麻酔ということになります。
また、ラブ法というものもあります。入院期間が1~3週間程度必要で、
全身麻酔をして行う手術で、腰椎の一部を削って神経根とヘルニアを切除・摘出する方法です。
さらにMED法という手術方法があります。
国内ではまだ多くない方法で、内視鏡を使ってモニターを見ながら手術を行う方法です。
15年ほど前にアメリカで開発された手術法です。
そして、脊椎固定術というのもありすべり症などの場合にも行われる手術です。
脊椎が安定するまでに3~6ヶ月程かかり、術後しばらくはコルセットの着用が必要となります。
このようにヘルニアの手術方法にも幾つか手段があります。
手術においては、当たり前ですが麻酔を行いリスクが100%無いとは言い切れません。
手術が成功したからといって腰痛が必ず治るのかどうかなど主治医としっかり相談をして最終判断をして下さい。
最新の腰ヘルニアの手術の方法としてはレーザー治療やPN法などとなるようですが、方法は医師と相談して決めていきます。
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