上海で股関節を診る

上海で整形外科疾患をみていると、勿論股関節を痛めた患者さんを診るケースもあります。

今回は上海で変形性股関節症になった場合について書いてみます。

 

変形性股関節症とはどういった疾患でしょうか?
変形性股関節症には2種類あります。

 

原因がはっきりしない加齢による変形性股関節症と、原因のある変形性股関節症です。原因とは生まれつき股関節の骨盤側の形が小さい場合や骨折や脱臼などでの外傷だったり様々です。

 

症状としては、脚の付け根などに重い感じなどがあり歩いている時や長時間の散歩、階段の上がり下りで痛みが生じたりします。

 

変形性股関節症の症状に近いものに気づいたら早めに整形外科などに行かれるようにした方が良いですが、自分でもストレッチやリハビリなどで痛み緩和できるものもあるのでやはり普段からのケアも重要です。

 

場合により整形外科などで手術をすることでの治療もありますが、手術となった場合でも、リハビリは必要になります。

 

ストレッチなどと共に、股関節周囲の筋力トレーニングなども関節の安定性を高めるのに大事なので股関節に刺激を与え過ぎない程度に筋力アップを心がけてみて下さい。股関節周囲の筋力トレーニングも関節の安定性を高めるのに有効です。

 

激しい運動などでの筋力アップではなく、軽いスクワットなどの簡単なものやプールでの歩行練習などでも筋力をつけることが可能です。

 

変形性股関節症の保存療法では他に、温熱療法や安静、塗り薬や湿布などと痛み止めなどの内服薬を飲む方法があります。変形性股関節症の症状では加齢などで、脚の付け根の痛みなどを感じる場合もありますので、上海の整形外科の主治医に相談し手術をするのか保存療法を選ぶのか判断すると良いかと思います。

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著者情報

水流 理 (つる おさむ)

水流 理 (つる おさむ)

上海在住5年目の理学療法士。術後の入院リハビリは華山・華東医院と提携し、外来リハビリは永恵華クリニックで行っている。スポーツ障害や肩、腰、膝など の整形外科疾患を得意とする。スポーツ整形への知識・研究が深い。

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