【上海 整形外科 コラム】
こんにちは。いつもありがとうございます。今回は椎間板ヘルニアについてです。
椎間板ヘルニアの場合、手術などは全て対症療法になります。しかし、原因を治さなくてはちょっと良くなったと思えばまた再発するなど、なかなか根治に至りません。そこで、ヘルニアになる原因を取り除き、再発を防止するのがリハビリとなります。
腰椎椎間板ヘルニアの発症から、急性期(痛みの激しい時期)を過ぎたあたりで医師から言われるのが、腹筋と背筋を鍛えましょうという言葉。急性期はとにかく安静にして、痛みをとることが最重点になります。そのためどうしても筋肉はおとろえるので、その分をカバーしようというわけです。しかし、この時期はドクターも言うように、筋肉がおとろえているわけですから、ここで無茶をすると大変です。
急性期を過ぎたら
とにかく身動き1つでも涙が出る時期を過ぎたら、少しずつリハビリを始めます。最初にやるリハビリは、身体全体を使っての寝返りが適当です。普通の寝返りは上半身をねじってから、下半身が追いついてくるのが普通ですが、上半身下半身が同時に寝返りを打つことが出来るようにします。普通の寝返りを行うとヘルニアが悪化しかねないので、これは悪化させないためのリハビリになるでしょうか。腰に負担をかけない寝返りを覚えましょう。
上半身を起こしてみましょう
上半身を起こすことが出来るようになったら、腹式呼吸を行います。ゆっくりと身体をねじってみる(痛みを感じたらすぐに戻し、徐々に範囲を広げます)といった簡単なものを行います。このときやりたくなるのが身体をそらして伸びることですが、これは椎間板を圧迫するので避けましょう。特に、後ろにそらすのは危険です。
立ち上がってみましょう
続いては立ち上がるわけですが、このとき辛いようであれば腰痛バンドやさらしなどでサポートしてあげてもいいでしょう。大事なのは立ち上がるという行動です。一気に腰に負担が行かないように、台に手をつくなりして、手の力を借りつつ立ち上がりましょう。立ち上がってからも前屈や後屈は避けます。もしも身体のスジを伸ばしたければ、ゆっくり身体を左右にねじるほうがよいです。
歩きましょう
間違えて転んでしまうと一大事なので、ゆっくり足元を確認しながら、室内を歩いてみましょう。辛いようなことがあれば無理はしないこと。合間を置いて繰り返すうちに次第に楽になっていくはずです。(歩いていてどんどん辛くなるようであればまだ歩くのは早いかもしれません)このときは腰痛ベルトなどでサポートしてもらったほうが安心です。
軽く運動しましょう
散歩や、体操など軽い運動を無理せず行います。体操をする場合でも、よほど症状が良くなければ前屈後屈系は避け、軽くねじるようなものを主眼に行います。
筋肉をつけよう
ここまで来て、やっと腹筋・背筋を意識したトレーニングを開始します。無理をして神経にキズをつけないことに意識を集中し、痛みを感じたら中断する姿勢が大事です。散歩や水中歩行など、身体に負担をかけないメニューをメインに組み立てていきます。
散歩は柔らかい土地を柔らかい靴で歩き、背骨(腰椎)に負担をかけないようにします。水中は体重を無視できるので、大変いいリハビリになります。ただ、泳ぐよりは水の中を歩くのがリハビリには適しています。
まとめ
椎間板ヘルニアは、痛みを感じたりしびれを残したりします。しかしリハビリを続ければ症状改善や再発防止ができます。一番良くないのは放っておくことです。
また、リハビリと共にやらなくてはならないのが生活改善。ムリな姿勢を続けない、重いものは二人で持つなど、こうした日常生活の心がけも立派なリハビリです。こうしたリハビリとアフターケアまでがヘルニアの治療だということを認識することが大事です。
水流先生 はじめまして 藤原と申します。(江蘇省昆山市 在住 64歳 男 )
9月30日に右足痺れ及び歩行障害が発症し(当日早退 以後業務再開)1週間ほど安静にして
腰の牽引:1回 針治療:1回 等を行い安静に心がけ
11月に日本一時帰国した際、整形外科でMRI検査したところ
第四と第三の間の津看板ヘルニアで神経を圧迫している状況でした。
(つま先立ち歩きは問題ないが、かかと立ち歩きが問題ありの状況です)
現在は歩行時若干の右足首の腱脱力感と右足親指の若干の痺れが残る程度に回復しています。
中国での仕事継続及び趣味のゴルフの再開も考え
今月日本で椎間板ヘルニアの手術を予定しています。
手術後再発する可能性が有るのか、手術後にどのような予防処置を心がければ良いのか
アドバイス頂ければありがたいと思っています。
インターネットでクリニックを知りました…一度伺って話をさせて頂ければと思っております。
宜しくお願いいたします。
藤原様
はじめまして。
ご連絡ありがとうございます。
椎間板ヘルニアということ、
手術の方法ということですね。
痺れも出ているようで、先ず手術をするようでしたら
手術の結果、痛みや痺れの改善具合を確認しながら
腰部や体全体の調整が必要かと思います。
また、再発予防のためのトレーニングは、痛みが減ったとしても
やっておいた方が良いです。
詳しくは個別にメールさせて頂きます。
よろしくお願いします。
水流