【上海 整形外科ブログ】
上海で緊張型頭痛を治療しよう
困った事に、増え続けているのが頭痛持ちの方です。これに悩む人は日本で実に2300万人ともいわれ、緊張性型頭痛は、一時性頭痛の中では圧倒的な数字です。
ズキン・ズキン、ガン・ガン、といった痛みではなく、後頭部を中心に頭が重い感覚と圧迫感、そして締め付けられる感覚が続きます。例えるなら、孫悟空が罰として頭の周りに巻いた輪を締め付けられるような感じ。
これは、長時間パソコンに向かい、同じ姿勢で働き続け、重いストレスや眼性疲労、運動不足などで肩こりの酷い人に多発しやすいと言われています。
・肩こりが酷くなると僧帽筋が固くなる
↓↓↓
・上部に繋がる後頭筋群も引っ張られる
↓↓↓
・やがて後頭部や側頭部に痛みが連鎖反応的に広がる
このような場合は、脳の問題ではなく、むしろ患部は肩から首にかけてと診断するケースもあります。筋肉の緊張をもたらすのは、物理的な原因だけでなく、ストレスなどの精神的な原因も、筋肉に緊張をもたらします。家庭や職場での対人関係もそうですし、またここ上海は外国ですので環境によるストレスも多いと思います。
【頭痛ストレスの悪循環】
・頭痛そのものも立派なストレス
・痛みへの不安 再発への恐れ
⇒筋肉が更に緊張する
精神的な原因だけでなくj、肩こりを悪化させるものに、ストレートネックがあります。これも増加傾向にあります。
長時間デスクワークが続いたり、猫背ぎみの方が、それを続けるとどうなるか?
約4~5kgある頭を支える頚椎に大変な負担がかかります。それが続くと重さに負け、やがて
変形し綺麗なカーブがなくなり、レントゲンで見ると真っ直ぐした形になってしまいます。それをストレートネックといいます。こうなると常にアゴが前に出た状態になるので、背面の僧帽筋は引っ張られた状態になります。
首の形は長年かけてそうなったものですので、一度矯正したからといって、簡単に戻るものでもありません。やはりそうなってしまった普段の姿勢を変えることが先ず重要です。
姿勢を変えるだけでも頚部痛や頭痛は軽減することもあります。まずは何がストレスになっているのかをチェックすることがとても重要です。また筋肉の過緊張から血行も悪化しているので、運動や入浴で血行が改善されると症状の緩和に繋がることもあります。
ストレスの多い上海、忙しい中でも、体をメンテナンスする時間を作っていきましょうね。
コメントはありません