上海で野球肩を考える 関節唇編

上海 野球肩と関節唇

上海でも多くの方が肩の痛みで困っています。今回は野球肩について。

野球肩は、肩関節の周囲に炎症を起こすスポーツ障害のひとつです。

腕をあげると痛い、ボールを投げると肩が痛いなどですが、

野球に限らず、スポーツ全般で水泳なら水泳肩、テニスならテニス肩など

肩を使うスポーツでバレーボールなどの方がなりやすい肩痛です。

症状として投球、水かき、アタックなどの繰り返しで肩痛になり安静時痛などや

肩をまわすなどの動作の時、つっぱり感などの違和感を感じ、不安感が募るようになります。

この野球肩の治療法として平均1ヶ月~2ヶ月のリハビリが必要で、

筋力アップ、インナーマッスルトレーニング、ストレッチングなどがあります。

インナーマッスルとは、どこか一つの筋肉を指しているわけではなく

体の奥のほうにある筋肉の総称で、深層筋と呼んでいることもあります。

人間の筋肉は骨に近い部分から何層にも重なって身体を覆っており、

比較的深い部分にある筋肉がインナーマッスルと呼ばれています。

野球肩の回復を早めるため、温熱療法という方法があり、

暖かいタオルなどで患部を温め自然治癒力を高める治療法で、

周炎症を発症していた患部やリンパ節部分を暖めることで血行を促進したりします。

リハビリなどでは治らない野球肩というのもあり

治療法として手術しなければならないものもあります。

また、関節唇断裂といって、ボールを投げすぎたりスライディングで

肩をねじったりして痛めた関節唇がはがれることがありますが、

関節唇の損傷は大変予後に関係します。

関節唇は肩関節が前後、上下にぶれないように、

しっかりと支える働きをしているもので野球肩では上方の関節唇がはがれることもあります。

残念ながら、一度はがれた関節唇が自然について治ることはないそうで手術などが必要になります。

手術や精密な検査は上海でもできることはできますが、状態がかなり悪い場合は、日本の大きな病院で見てもらうことをお勧めします。

 

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著者情報

水流 理 (つる おさむ)

水流 理 (つる おさむ)

上海在住5年目の理学療法士。術後の入院リハビリは華山・華東医院と提携し、外来リハビリは永恵華クリニックで行っている。スポーツ障害や肩、腰、膝など の整形外科疾患を得意とする。スポーツ整形への知識・研究が深い。

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