上海で温泉と温熱療法について考える

温熱や温泉療法が湯治というくらい温めることは大事

 

上海でもよく聞かれることですが、温熱療法の意味を教えて下さいと言われます。上海には温泉が日本に比べ多くないのが残念ですが、体にとって温熱治療は昔からあるとても治療効果に優れたものです。

湯治や温泉療法などという言葉があるくらい温めることは大事ですが、そもそも温泉療法とはどういうことかというと温泉療法とは、温泉に入浴し、飲用、吸入することなどによって体調を調え傷、疾病などを治療する医学的見解に基づいた医療法の一つです。

上海でも腰痛などの整形外科疾患に温熱療法を利用していますが、今回は温熱療法や温泉が、整形外科疾患だけでなく色んな疾患にも利用できるということについて考えていきます。

効能としてどの温泉に行っても大抵ある表記はアトピー、リウマチ、胃腸病、腰痛、神経痛、高血圧症、火傷などの外傷、骨折、精神疾患などがあります。

また、疾病以外にも美肌効果などを謳った温泉があるが、これらは全て厚生労働省からの泉質調査による表示義務に基づいています。

ストレスなど目に見えない精神的なものも温泉での湯治が良い場合などがあります。

温泉自体の効果は泉質が作用し、含有量によって炭酸泉、食塩泉、硫化水素泉、硫黄泉、ラドン泉などに分類され効能が違います。

身体を温める事も大事ですが、湯治や温泉療法ではそれ以外にも日常から離れる転地効果や湯治で出会った新たな出会いなども効果の一部と言えるので単に温熱、湯治だけではない療法と言えます。

 

温泉効能などが身体を温める事と並行して有効なケースとして、アトピー患者などは痒みなどからくる不眠や体温調節がうまく出来ないなどがあります。

時には真夏にもかかわらず寒気を感じたりしてしまうこともあるので、こういうアトピーには治湯として温泉療法がおすすめです。

一方、温熱療法とは、生体内にエネルギー注入しこれを熱源とし生体治療を行う医療行為ないし代替医療のことで、混同されがちな科学的治療法であるハイパーサーミア療法と東洋医学による代替医療とがあります。

鎮痛、鎮静、末梢血管拡張、血流増加、浮腫、代謝亢進などに良いとされています。

治療法にはツボなど気の流れをスムーズにすることや、リンパ系、血管系、炎症などを温熱刺激で良くすることがあげられます。

温熱効果として体を温めることで免疫機能を高めるというのもありますが一番はやはり精神的なリラックスだと思います。

皮膚病などの湯治以外では精神的な効果が一番あると言われています。上海にも極楽湯やニュースターといったスーパー銭湯等もあり、是非活用していきましょう。

 

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著者情報

水流 理 (つる おさむ)

水流 理 (つる おさむ)

上海在住5年目の理学療法士。術後の入院リハビリは華山・華東医院と提携し、外来リハビリは永恵華クリニックで行っている。スポーツ障害や肩、腰、膝など の整形外科疾患を得意とする。スポーツ整形への知識・研究が深い。

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