【レントゲン、CT、MRI】 意外と知らない?違いについて

皆さま、こんにちは!TOWAKO整形外科/リハビリ科アシスタントの小林林(リンリン)す。

整形外科の潘医師、リハビリ科の水流先生のサポートをしています。\(^o^)/

リハビリ科から皆さまへ、カラダの事、リハビリのあれこれ、リンリンの独り言(笑)などをお届けしてまいります。

 

さて、整形外科/リハビリ科、リンリンブログの第四回目は、“レントゲン、CT、MRI”の“違い”についてお話させていただきます。

 

病院やクリニックで、または健康診断等、これまでどこかで耳にしたことがある名称ではないでしょうか?

 

実はリンリン、以前、お風呂で足を滑らせて転んで、不運にも肋骨にヒビが入ってしまったことがありました。(二度と経験したくない痛みです (> <) 泣)

その際、CT検査をしたのですが、あの3D画像には驚きました!

自分の身体とは言え今まで中は見たことないですし(笑)、すごいのは、ヒビが入っている位置と、

その形状、深さ等までがわかる!ということです。

 

今回は、それぞれの検査が、何を検査する為のものなのか、どこを検査するのに長けているのか、などについて一緒に勉強していきましょう。

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  • レントゲン(X線)

一般的には、心臓の大きさ、左右の肺の病変が分かりますので、肺結核、肺炎・気管支炎などの肺の炎症、肺気腫・気胸・胸膜炎・肺線維症・心臓病・心肥大・胸部大動脈瘤などの病気が分かります

一方で、整形外科でもレントゲン検査はよく行われますが、の状態を評価するのに最も簡単な検査方法され、骨折や関節炎など筋・骨格系の異常が疑われる場合に用いられています

放射線を一方向から照射しフィルムに画像を焼き付ける検査で、一般的なカメラと原理が近いです

 

  • CT(Computed Tomography)

レントゲンよりも詳しく骨を見る検査で、体のスライス像を見ることができます

X線検査の一種で、わかりやすく言うと、レントゲンに高度なコンピュータを組み合わせて詳しく検査ができる機械です。

撮影部位に対して多角的に放射線を照射するため、骨のみならず、内蔵や脳も見ることができます

3D画像になりますので、骨折部であれば、立体的な像でより細かく評価することができます

 

  • MRI(magnetic resonance imaging):

MRIの「M」はマグネティックつまり磁石、X線を使わず、その代わりに『磁場』を使用します。

骨のみならず、神経・血管・靭帯・椎間板・半月板等、あらゆるものを映し出すことが可能です

ただし動くものは苦手なので、例えば、心臓や腸を撮影した場合は、像がぶれて評価ができません

 

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各検査の特徴は理解できましたね!

レントゲン検査は健康診断等で比較的馴染みがあるのではないでしょうか?

そこで、あまり知らない、CT」「MRI」をどう使い分けているか、についてみていきましょう。

 

MRIの長所のひとつに「組織分解能」が非常に高いことが挙げられます。
骨の影響を受けにくく病変と正常組織の濃度差がわかりやすいことや造影剤を用いなくても血管を写すことができます

 

整形外科でのMRI検査に有効な疾患ですと、、頸椎症、胸椎・腰椎のヘルニア、脊髄腫瘍、脊髄奇形、骨軟部腫瘍、関節の靭帯損傷、半月板損傷などが挙げられます

肩の腱板損傷、肉離れ、手根管症候群、関節リウマチの滑膜の活動性評価等にも用いられます。

 

一方CTは広範囲の検査を短時間(10分~15分程度)で行え、人の内部の状態を1mm以下の厚さで切った画像として見ることができます。
つまり、早く撮影できて細かい病気を写すのが得意なのがCTです。

整形外科の場合ですと、主に(骨折やヒビ)の検査をする場合に用いられます。

その他ですと、関節炎など筋・骨格系の異常が疑われる場合にもCT検査が有効です。

 

このように、CTとMRIには得意分野が分かれておりますので、状態によって使い分けて使用したり、検査の目的によっては2つ両方の検査を受ける必要がある場合もあります。

 

 

TOWAKO整形外科/リハビリ科では、近隣にある「華東医院」と提携しており、

レントゲン、CT、MRI、すべての検査が可能です!

“なかなか症状が良くならない…”、“早く原因を知りたい”、そういった場合にもお気軽にTOWAKO整形外科/リハビリ科へご相談くださいね。

早急に疾患を見つけることや、自分の身体の状態を知ることは、

早く良くなるために重要なことですよ!

 

では、次回のブログでまたお会いしましょう (^ ^) /~~~

 

当院の泌尿器科、皮膚科のホームページも記載しておきます。ご参考にしてください。

トワコクリニック(泌尿器科)
トワコクリニック(皮膚科)


当院医療スタッフのご紹介

整形外科医(パン)医師

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華東医院の主任医師でもある潘(パン)医師、当リハビリ科では毎週土曜日に診察可能。2001年には茨城県立医科大学でも研修医として着任経験あり。整形外科・小児リハビリが専門。足底板作成のプロフェッショナル。

人気の中国人セラピスト夏先生と一凡先生

夏先生1小さいサイズ

【夏先生】
首・腰・脊柱の問題をメインに解決してくれる夏先生。特に頸椎の問題を抱える患者様は夏先生に診てもらうケースも増えてきました。マッケンジー法を習得したお勧めできる先生です。土日のみ

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【一凡先生】
骨盤矯正や肉体改造を得意にする女性セラピスト。運動療法による骨盤矯正、産前産後のケアには定評がありファンが多いです。※現在休止中

ナースによる血圧測定(毎日)

 看護師

看護師によるリハビリ前の血圧測定を導入中です。
思っていたより血圧が高い方も多くいらっしゃいます。当院では皆様のトータルな体調も見ながら治療を行います。  


 リハビリと針・漢方治療(火・金・日)

薬膳 漢方 健康食 Chinese medicine with medicinal herbs

当リハビリ科では、慢性化一歩手前の疾患などに対して、二次的な治療方法として針治療や漢方治療等の中医学も取り入れています。

対象は、長引く痛み・痹れなどの骨関節・筋肉系の疾患など。

日本式のリハビリテーション治療と、中医学の組み合わせができるのは当リハビリ科のみ。   当リハビリ科には台湾の中医師が毎週の火曜日・金曜日・日曜日に着任します。

(中医の先生も数名いますので、リハビリ科で中医治療を希望とお申し出ください。)


股関節の柔軟性を高める痛くない「DEEP STRETCH

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人は「股関節から歳をとる」と言われています。股関節の柔軟性を高めるための「ディープストレッチ」を治療に取り入れています。これは私の得意分野ですので是非体験してください。


  上海整形外科治療(トワコクリニックリハビリ科)は日系のクリニックです。

腰痛・O脚・X脚・偏平足・ぎっくり腰・坐骨神経痛・四十肩・足首捻挫・肉離れ・椎間板ヘルニア・アキレス腱断裂・むちうち・関節や筋肉の痛み・テニス肘・ゴルフ肘・野球肩・野球肘のような整形外科疾患、姿勢不良等に対応致します。 症状に合わせた治療を行い、全身調整によるアプローチにより根本治療を行います。ご相談などがありましたらお気軽にご連絡ください。

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著者情報

水流 理 (つる おさむ)

水流 理 (つる おさむ)

上海在住5年目の理学療法士。術後の入院リハビリは華山・華東医院と提携し、外来リハビリは永恵華クリニックで行っている。スポーツ障害や肩、腰、膝など の整形外科疾患を得意とする。スポーツ整形への知識・研究が深い。

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