上海でスポーツライフを満喫している方もたくさんいます。スポーツは長く楽しむものですが、時にはケガもつきものです。そして今回はけがの中でも結構怖いものの一つ、アキレス腱断裂についての記事を上海ウェネバー5月号にて掲載しましたので、その文章を転載します。
アキレス腱の断裂に注意!
◇アキレス腱が切れるとどうなるの?
受傷時には、「ふくらはぎをバットでたたかれた感じ」とか、「ボールが当たった感じ」などの衝撃を感じることが多いアキレス腱断裂。ひどい場合には「破裂したような音がした」など断裂した時の音を近くにいる人にも聞こえる程。
アキレス腱が断裂するとつま先立ちができなくなります。切れた瞬間、痛みはありますが、その後はあまり強い痛みが減るケースもあり、アキレス腱が切れてもまったく歩けなくなることはないので、切れているかどうかの判断に迷うことも。かかとの少し上あたりにある筋が切れて、へこんでいるのが皮膚の上から確認できたら断裂の可能性がぐんと高くなります。
◇30~50歳代は特に注意が必要!
アキレス腱断裂は、踏み込み・ダッシュ・ジャンプなどの動作でふくらはぎの筋肉(下腿三頭筋) が急激に収縮した時や、着地動作などで急に筋肉が伸ばされたりした時に発生します。腱のいわゆる老化現象が基盤にあると考えられています。30~50歳のスポーツ愛好家に多く、レクリエーション中の受傷が多いのが特徴です。
◇診断と治療
ほとんどの場合、通常のX線(レントゲン)検査では異常を認めません。画像診断は必ずしも必要ではありませんがMRIや超音波検査などを行うこともあります。治療は、手術を行わずにギプスや装具を用いて治療する保存治療と、断裂したアキレス腱を直接縫合する手術治療があります。それぞれに長所、短所があるので、治療法は整形外科医とよく相談して決めることが大切です。治療開始後、全力でのスポーツ活動ができるのには短くても6ヵ月はかかります。
◇予防するにはどうすればいいの?
テニス、バトミントン、バレーボールなどのスポーツ中に多く起こっています。普段、あまり運動をしない人や、腕に覚えのある運動を急にやる場合は、特に注意が必要です。アキレス腱が切れた人の3分の1程度は、準備運動をほとんど行っていなかったことがわかっています。運動前には十分なストレッチやウォーミングアップをしょましょう。もし受傷した場合は応急処置として、皮下出血を軽減させるためアイシングや足首の固定を行い、なるべく早く病院を受診しましょう。
2018年10月に追加記事
この記事に個人的な経験も含めてこちらに書いています。
ご参考になれば幸いです。
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